JavaScriptで定数を利用するには、const命令を利用します。
constとは、「定数の、値の変更ができない」という意味です。
const命令の構文
const 定数名 = 値
一般的には、変数と区別するために、定数は大文字で記述します。
そして、単語と単語の間は(_)アンダーバーでつなぎます。
例: TAX、CONSUMPTION_TAX、MAX_PRICE など
constの使い方
定数としてよく使われる例に消費税の税率があります。
税率が変わったときに、定数を宣言している部分の数値を変更するだけで済みます。
const TAX = 1.10; // 税率
let price = 100;
console.log(Math.floor(price * TAX)); // 110
price = 150;
console.log(Math.floor(price * TAX)); // 165
constで宣言した定数は、途中で値を変更することができません。
ですから、次のような記述はエラーとなります。
const TAX = 1.08; // 税率
TAX = 1.10; // エラー Uncaught TypeError: Assignment to constant variable.